多くの若手ビジネスパーソンが思い悩む問題の種といえば
“コミュニケーション”
であることは疑う余地もないでしょう。
先輩に疎まれ、上司に怒られる多くの原因は、このコミュニケーションスキルの不足が原因だと思います。
本記事では、そのコミュニケーションという“イマイチ、ピンとこない能力”を紐解き、解像度を上げることで、対策を練っていこうという記事です。
※注釈
本記事では、コミュニケーション能力と、コミュニケーションスキルを明確に区別して考えておりません。賛否あるかと思いますが、ご指摘はお問合せから頂けますと幸いです。
聴く力とは
後天的スキルとして身に付けやすい「聴く力」です。
コミュニケーションスキルを語る上での代表格の1つです。
話が聴けないことには、何も始まりません。
具体的なプラクティスは、まずは以下の項目からスタートしていくと良いでしょう。
スキルアップに必要な具体的な方法は以下のような方法があります。
集中して聴く習慣を身に付ける
まずは、話し手に注意を向け、話を中断することなく聴くことが重要です。
聴いている間に他のことを考えたり、気を散らしたりすると、聴く能力が低下します。
集中力を高めるために、静かな場所で、必要に応じてノートやペンを準備し、メモを取りながら、話し手に集中しましょう。
メモを取ることで集中力が低下する場合は、いったんはメモを取らずに、話し手に集中するところから始めてみてください。
慣れてきたら、メモを取りながら話を聞く練習をすると、振り返りもし易く効果的です。
フィードバックを返す
話し手に、自分が聴いたことを確認することで、聞いたことを理解し、記憶に定着しやすくなります。
「つまり、今おっしゃっていることは、〇〇〇〇〇〇~~ということですよね?」
といった具合に、聞いたことを自分の言葉で簡潔にまとめ、話し手に伝えてみましょう。
万が一、違った場合であっても、気に病むことはありません。
相手は、”自分の話を一生懸命に咀嚼しようとしてくれているんだな”と、プラスの印象を持ってくれますので、多少の誤解があっても、その都度訂正してくれるものです。
話の内容を要約する
話の内容を要約することで、自分が理解したことを確認することができます。
コミュニケーションの1つの節目で行うと効果的です。
手法としては、メモにまとめるといったことが推奨されます。
自分の言葉で話の要点をまとめ、どのような内容だったかを振り返りましょう。
異なる視点から話を聴く
これまでの具体策を問題なく繰り返せるようになると、次はこちらの点も意識してみると良いでしょう。
以降の「エンパシー」の段落でもご説明しますが
話し手の立場や感情を理解することで、より深く話を理解することができます。
相手の視点や背景を考えて話を聴き、自分自身の偏見や先入観を排除しましょう。
これができるようになってくると、誤解や勘違いが極端に減ってきます。
なおかつ、フィードバックを返したり、要点をまとめることで、話し手の意思を劣化させることなく聴くことが可能なります。
聴く練習をする
上記の項目を何度も繰り返しましょう。
一朝一夕では身に付きませんので、継続することが重要です。
早ければ1週間程度で聴く力の能力向上を実感できます。
聴く力編は以上となります。
本記事の内容を日々の業務に取り入れ、少しでもコミュニケーションスキルを向上させるための材料にしていただければ幸いです。