多くの若手ビジネスパーソンが思い悩む問題の種といえば
“コミュニケーション”
であることは疑う余地もないでしょう。
先輩に疎まれ、上司に怒られる多くの原因は、このコミュニケーションスキルの不足が原因だと思います。
本記事では、そのコミュニケーションという“イマイチ、ピンとこない能力”を紐解き、解像度を上げることで、対策を練っていこうという記事です。
※注釈
本記事では、コミュニケーション能力と、コミュニケーションスキルを明確に区別して考えておりません。賛否あるかと思いますが、ご指摘はお問合せから頂けますと幸いです。
【結論】コミュニケーションスキルとは
コミュニケーションスキルとは、相手とのコミュニケーションを円滑に進めるために必要なスキルのことです。
具体的には、相手との意思疎通をスムーズに行い、相手が自分のメッセージを理解しやすくするスキルのことを指します。
言葉や表情、身振り手振り、そして聴くことなどの方法をうまく使うことが重要です。
つまり、表現力、聴取力、フィードバックの能力、感情管理の能力などが含まれます。
それぞれの能力を磨くことで、相手との良好な関係を築き、課題を共有し、効果的なチームワークを実現することができます。
また、コミュニケーションスキルはビジネスやキャリアにおいても非常に重要です。
上司や同僚、お客様などと円滑なコミュニケーションを図り、プロジェクトの進行や問題解決などをスムーズに行うことができるようになると、仕事の成果や評価にもつながります。
このスキルは、先天性?後天性?
スキルと呼ぶ以上、後天的に身に付くものだと言えます。
とは言え、一朝一夕で身に付くスキルとは言い難く、また短期間で磨いていくのも難しいと言えます。
スキルアップには、地味な鍛錬を繰り返し、長い期間をかけて成長させていくものだと認識することが大切です。
ゆえに、個々で大きな差がつくポイントだとも言えるでしょう。
どうやって身に付くのか?
コミュニケーションスキルとは、言い換えるならば
“その人の人生を表すもの”
と言えるでしょう。
「持って生まれた感受性(先天的)」 × 「育ちの環境」 × 「教育」
大まかには上記の方程式で説明ができるはずです。
※感受性(先天的な能力)ばかりはどうすることもできませんが、育ちの環境や教育の内容により感受性が豊かになる場合、貧相になる場合もありますので、つまり、環境や教育で大きく差が出ると言えます。
つまり、先天的な能力に頼らずとも、スキルとして、後天的に伸ばしていけると言えます。
そして、多くの若手ビジネスパーソンが社会に出てくる20歳前後では
約20年間で培われたコミュニケーション能力を携えて世に出てくるわけですから
「育ちの環境」 × 「教育」
上記の20年分の差が生まれているケースも当然と言えるわけです。
つまり、どんな環境で、どんな教育を受けてきたかによって変わるスキルですので
“その人の人生を表すもの”
と言っても過言ではないというわけです。
伸び続けるスキルであること
社会人になった瞬間から、すでに差がついているスキルであることから、このスキルが低い若手には絶望的な話だと思います。
しかし!
絶望するには早すぎますし、諦めるのは勿体ない!
なぜなら、何度も説明した通り、後天的スキルである以上
今後も伸ばし続けることが可能だ!ということだからです。
40歳間近のベテランも、みんな口を揃えて言うものです。
「あの時は….若かったんだ…」
と。
つまり、20代以降も間違いなく伸ばし続けることが可能だということを意味した台詞だと捉えることができます。
スキルを伸ばすために重要なこと
本記事の最大のポイントはこちらです。
それは、コミュニケーションスキルといった“イマイチ、ピンとこない能力”を紐解き、解像度を上げることで、対策を練る、ということです。
まず、コミュニケーションスキルを、次回以降に説明する項目に分解することから始めましょう。
コミュニケーションスキルが不足している若手のビジネスパーソンは、この分解ができていないことが大半です。
分解することで細かく理解し、意識して、能力向上に繋げられることを実践していきましょう。
次回以降の記事では、分解したスキルを細かく解説していきます。
また、その能力を向上させるポイントも紹介しますので、日々の業務に取り入れ、少しでもコミュニケーションスキルを向上させるための材料にしていただければ幸いです。