時間が、ない。
現代人の呪われた呪文として有名な台詞です。
プライベートを充実させたいと思っているあなた。
仕事で成果を出したいけどウマクいかないと思っているあなた。
日々の忙しさに忙殺されて、何がなんだか分からない状態になってしまったあなた。
そんなビジネスパーソンが読み漁るビジネス書といえば、下記の書籍ではないでしょうか。
「神時間力」
星 渉 (著)
この記事では、「神時間力」ってどんな書籍なの?
読んだほうがいいの?
と悩んでいる方にとって、少しでも参考になればと思います。
「神時間力」は読むべき書籍か?
早速結論です。
少しでも時間に関する悩みがあるビジネスパーソンは読みましょう。
「最近忙しいなぁ…」
「やりたいこと、やれてないなぁ…」
「生産性高い人って何かやってんのかなぁ…」
と、漠然と思っている人は読んでみると良いと思います。
つまり、ちゃんと立ち止まって考える時間すら取れていない人。そういった人にはうってつけの書籍だと感じました。
若手のビジネスパーソンはご自身の時間の使い方を見直すキッカケになるでしょうし
ある程度ベテランのビジネスパーソンも、これまで感覚的にやってきた時間の使い方を、体型的に理解することで後輩や部下の指導にも使えるんじゃないかと思います。
「神時間力」の紹介と感想
この本は、大手損害保険会社で勤めていた著者の星渉さんが、2011年の東日本大震災に被災し、「いつ死ぬかわからない」ということを強烈に感じられたそうです。
「いつ死ぬかわからないのなら、残された時間は好きなことに使おう…」と思われたそうで、そういった経緯で、この「時間の使い方」の本を執筆されたそうです。
表紙のそでにも
「今日、死んでも後悔しない」と言えますか?
というメッセージが書かれています。
私だったら…とか考えてる時点で、すでに本に夢中です。
また、この本の良いところは、非常に読み易いという点が挙げられます。
時間の使い方を教えてくれる、教授の「黒野先生」
それを実体験を通じて習う、教え子の「青井春香」
この2人の”やり取り”をメインとした、ストーリー調の内容なので
漫画は読むけど活字は苦手なんだよーという読書初心者の方なんかにも、楽しくサラッと読めてしまうんではないでしょうか。
普段から、そんなに本を読まない方でも、2~3時間もあれば読み切れてしまうくらいのボリュームなので、ハードルは低いわりに、すごく得られるものの多い本だと感じました。
本の概要
仕事に忙殺され、プライベートの時間が全く取れずに困った若手ビジネスパーソンの「青井春香」が、出身大学の恩師である「黒野先生」に、時間の使い方についてレクチャーを受けるといった内容です。
彼女の状況がアルアルなので、多くのビジネスパーソンが自分自身に置き換えて読むことができるのではないでしょうか。
さまざまな問題を解決する度に、新たな問題が出てくるといった状況です。
その1つ1つの問題を解決する過程が丁寧に描かれていますので、自分自身に置き換えて考えることができます。
こういった内容を通じて
有限であり、かつ、誰に対しても平等にある「時間」を、どう使うのか?
どういう使い方をすれば後悔しないのか?
ということを著者が伝えてくれています。
また、実際に使えるテンプレート集なるものを無料配布してくれていますので、本を読んだ後にすぐにその考え方を実践できるのも素敵なところです。
本を読んで
「よし、自分の生活に取り入れよう!」とか
「明日からこの考えのもと行動してみよう!!」などと意気込んで寝た次の日。
だいたい忘れてるか、面倒になってるかのどっちかだと思います。
ただ、今回は違います。
忘れることもなければ、面倒なこともありません。
著者が無料でテンプレまで用意してくれているので、そういったリスクがないのもグッドポイントです。
最後に1つ、この本が最初に教えてくれるメッセージを紹介しようと思います。
「私たちは、毎日24時間を、何かに投資している」
です。
凄く当たり前のことなんですけど
「なるほど!!」
と思いますよね。
結論
書いてる内容は、だいたい当たり前のことが書いてあります。
ただし、その当たり前のことすら、きちんと認識せずに、ただただ何となく毎日を過ごす現代人には、すごく響く内容になっているんじゃないかと思います。
正直、時間の使い方なんか、自分でじっくり考えて、試行錯誤したりして、ご自身の好きなようにやったらいいじゃないですか。
でも、やっぱり誰かに教えてもらった方が、楽だしストレスないし、失敗せずに済むわけです。
そういった観点からも、この書籍は、読んだ後にスッキリするというか、とても心地よい気持ちになれる本かな、と思います。
「今日、死んでも後悔しない」と言えますか?
いや、後悔しちゃうね!
というあなた。
ちょっと立ち止まって、2~3時間の隙間時間を作って、この本を読んでみてはいかがでしょうか。