ガクブルで新しい会社に入社する新人、若手の皆さん。
さぞビビり散らしていることでしょう。
でも、そんな必要ありません!
会社から何を求められているのかが分かってしまえば、自然と心にゆとりができます。
怖いのは、相手が何を求めているか分からないとき。
逆に言えば、分かってしまえばある程度の対処もできますからね。
以下を参考に、新しい環境で頑張っていただければと思い、独断と偏見で選んだ6つの項目について解説していきたいと思います。
※注釈
新人に求めることは、会社規模によって異なる可能性が高いです。
このブログでは、概ね、会社規模を100名以下の小規模を想定して記事を書いておりますことをご了承くださいませ。
主体性をもつこと
これは、大手だろうと中小企業だと関係ないかもしれません。
小規模企業にとっては必須の項目となりますので、必ずここは身につけましょう。
お金を払って授業を受けていた学生時代を卒業し、今後は、お金を得るために価値を提供する必要が出てきます。社会に貢献する、価値を提供することで、あなたはその対価として収入を得ることになるのです。
逆に言えば、何の価値も提供できなければ、収入は得られません。それが資本主義経済であることを理解しましょう。
主体性とは、性格に依存することもあるのでしょうが、知っておいてほしいのは、ここで紹介する項目は後天的に身に付きますので、安心して取り組んでください。
スタンスとスキルの違い
まずは、スタンスとスキルという考え方をすると理解が深まります。
例えば、会社の電話が鳴りました、と。
(電話対応の許可が出ている前提ですが)
・その電話にいち早く出るAさん
・自分が出るよりもベテランの先輩が出た方が相手のためにもなるよねと考えるBさん
この両者の場合、Aさんが重視しているのはスタンスでしょう。
逆にBさんが気にしているのはスキルのことでしょう。
新人に求められる主体性とは、スタンス(姿勢)のことなのです。
確かにBさんが気にしていることも分かりますが、電話に出ないのは消極的な姿勢を隠す言い訳と捉えられます。
また、経験を積まないことにはスキルは身に付きません。
会社が求めていることは、あなたの成長です。成長のためにたくさん経験を積みましょう。たくさん経験を積むために必要なのが、スタンスなのです。
つまり、求められる主体性とは、スタンスのことなのです。
失敗を恐れず(もちろん事前の相談が必須)、多くのことにチャレンジする姿勢を会社は評価するのです。
雑用をやること
雑用は新人がやること!!などと聞くと、昭和の時代のパワハラか、と思われがちですが、あながちそうでもありません。
昔の先人、偉人たちは、理に適ったことを言っているのだなぁと思います。
ここで考えることは生産性です。
自分よりもスキルも高く、多くの経験を積んだベテラン社員の方が、圧倒的に生産性が高いことは理解できると思います。
そんな先輩や上司が、朝から数時間もかけて掃除をしだしたら、、、そんな状態の組織だったら、どうでしょうか?
会社の売り上げは伸びませんよね。雑用とは、スキルに関係なく、誰でもできる仕事です。そういった業務をスキルの低い新人・若手が担うことで合理化、最適化が図られます。つまり会社として、生産性があがるということです。
そして何より、先輩や上司は、雑用を率先してやってくれる若手が好きなんです。
素直であること
素直さとは、業務上で必須というよりも、成長のために必須と考えると良いです。
新人、若手はとにかく成長しなくてはいけません。
ビジネススキル、商品知識、業界知識、法律と、覚えることや身に付けることがたくさんあります。そして、その成長には個人差が生まれます。その差は、素直さが生み出していることが要因としては大きいことを理解しましょう。
誠実
素直さとは、誠実であることです。
業務上でウソを付かない。
相手にもそうですが、自分自身もごまかさないということが大切です。
時間を守ったり、言われたことをキッチリと遂行したり、誠実さはとても大切です。
また、できないことや失敗したことは、正直に報告することで、その被害を最小限に抑え、そのリカバリーも容易になります。
誠実な姿勢を認めてもらえていれば、多少の失敗では、それ自体を咎められることはありません。
責任感
素直さとは、責任感があることです。
指示されたことを、最後まで、期限内で終わらすように取り組む姿勢だったり、トラブルが起きた時に、隠さずに真摯に対応する姿勢だったり、責任感の有無はとても重要です。もちろん、誰しもが先天的に持ち合わせたスタンスではないのですが、まずは投げ出さない、逃げ出さないという気持ちが大切です。
失敗しても、逃げ出さずに取り組む姿勢は必ず評価されます。
上司や先輩も、そういった姿勢を見て仕事を依頼してくれます。
そして、多くのヘルプ、フォローも出してくれます。
つまり、自分自身の働く環境がとても良くなっていくということです。
上司に可愛がられること
可愛がられる….これに正解はありません。
しがし、現実問題として、上司や先輩も人間であり感情があります。
好きや嫌いで後輩や部下を区別します。
自分にとって都合の良し悪しで考える上司もいるかもしれませんが、基本的な考え方としては
生産性の高い部下は好かれます。
生産性の低い部下は嫌われます。
嫌われたら終わります。仕事は任されず、当然フォローなどもしてくれません。
そんな荒野を全裸で歩くような状態になってしまったら、あとはもう…..
徹底した人間観察
まずは、上司がどんな人なのか?を徹底的に知る必要があります。
敵を知ればおのずと….なんちゃら…というやつです(上司は敵ではありませんが)
上司を観察することは、上司の特徴を把握することです。上司がどのような人物かを理解することができれば、上司に対して適切な対応ができるようになります。観察するとはいえ、見ているだけでは理解は深まりません。それには、上司とのコミュニケーションを大切にすることが必要です。
ちなみに、対顧客との付き合い方にも応用できる考え方で、取り引きの結果に大きく影響してきます。
上司の期待を理解する
例えば、上司が細かく指示を出すタイプであれば、細かいところまで気を配ることが必要です。一方、上司が大雑把なタイプであれば、大枠を理解して行動することが求められます。
つまり、可愛がられるためには、上司とのコミュニケーションが欠かせません。上司が話をしているときには、目を合わせて相槌を打ちましょう。また、上司が何かを話しているときには、真剣に耳を傾けることが大切です。そして、上司に対して敬意を払い、感謝の気持ちを伝えることも忘れずに行いましょう。
本を読むこと
ビジネスシーンでは、常にアップデートされる情報やトレンドがあります。ビジネススキルを向上させるためには、常に学習を続け、新しい情報を取り入れることが必要です。そのためには、本を読むことが有効な手段の一つです。
ビジネス関連書籍
ビジネス書は、ビジネスに関する知識や経験に基づいた実践的なアドバイスを提供している書籍が多く存在します。
これらの書籍からは、ビジネススキルを向上させるためのヒントやアイデアを得ることができます。実践でトライ&エラーを繰り返すことなく、密度の高い成功を疑似的に経験できることが最大のメリットです。
また、本を読むことで、語彙力や読解力が向上するという効果もあります。これらは、ビジネスにおいてコミュニケーション力を高めるためにも役立ちます。
自己啓発
自己啓発本を読むことは、ビジネスパーソンにとって非常に有用です。自己啓発本は、自分自身を成長させるための書籍です。
仕事に対する考え方であったり、辛い時の取り組み方など、自分自身の内面的な部分を支えるための考え方が学べます。
業務上、辛く苦しい時期は誰にでもきます。責任をもって仕事に取り組んでいれば、いずれはそういった壁を感じたり、スランプに陥ることもあります。
そういった際の考え方を知っているだけで、健康的に、前向きに仕事と付き合っていけるようになるでしょう。
小説
ビジネススキルを向上させるためには、ビジネス書や自己啓発書を読むことが有効であることは上記にて説明しましたが、小説を読むこともビジネススキルに役立つことがあります。
小説には物語があり、物語によって人物の心理や感情、行動原理が描かれています。これらは、ビジネスにおいても人とのコミュニケーションにおいて重要な要素であり、小説を通して学ぶことができます。
また、小説は想像力を刺激することができ、アイデアを生み出すきっかけにもなります。つまり、小説を読むことでビジネススキルを高めるためのヒントやアイデアを得ることができるということです。
ルールを覚えること
新しい職場に入社すると、多くの人が最初に直面するのは、会社のルールや規則を覚えることです。会社のルールを覚えることは、社会人としての礼儀やマナーを学ぶことにもつながります。自分勝手な判断や行動は許されません。
明文化されたルール
多くの場合、マニュアルや社員ハンドブックにまとめられています。まずは、このマニュアルをしっかりと読みましょう。
マニュアルには、会社の理念やビジョン、社員の役割や責任、福利厚生や休暇制度など、様々な情報が含まれています。
マニュアルを読むことで、会社の全体像を把握することができます。
暗黙のルール
マニュアルには記載されていない部分もあるかもしれません。そんなときは、周りの人に聞いてみましょう。先輩社員や上司に質問することで、より具体的な回答を得ることができます。
大抵の人は、こんなルールは知りませんでした、と言うものです。それに対する答えはきまって
「そんなこと、書いてなくても分かるだろ?」です。
これは、世の常です。
郷に入れば何とやらで、社内にいる人たちにとっても“あたりまえ”が必ず存在し、外部から入ってきた人は、この“あたりまえ”に苦しめられます。
でも、そういうものです。一つずつ慣れていくしかないのです。
分からないまま放置しないこと
仕事において、分からないことがあるときには、そのままにしておくのではなく、速やかに解決する必要があります。そうしないと、思わぬ問題が発生する可能性があります。
分かるまで何度も確認
リスクを回避するためには、素早く解決策を見つけることが重要です。
上司や同僚に相談することも、適切な行動をとるためには有効な方法です。
分からないことをそのままにしておくと、業務の遅延や誤った情報伝達、人間関係の悪化など、様々なリスクが発生することがあるため、注意が必要です。
問題が解決されるまで、関係各所にはしっかりと確認しましょう。
教わったことはメモをとって復習
教わったことは、必ずメモを取るようにクセ付けましょう。分からないことは、時間が経つと同じ問題として目の前にあらわれます。その時に、過去の経験を参考に、素早く解決するためには、その解決策をメモしておくことが重要です。
また、メモを取る姿勢は、教え手側の印象が爆上がりします。
自分が教える立場であると仮定した場合、ただただ頷くだけの部下と、真剣にメモを取る部下とではどちらが印象が良くなるのかは、考えるまでもありません。
番外編:具体的な仕事の取り組み方
ここでは、日々、取り組むといいよ!ということをご紹介します。
実践するだけで、仕事が楽になります。会社に行くのが楽しくなるかもしれません。
まずは一度試してみて、それでダメだったら他の手段を考えましょう。
今日の予定を確認する(朝一番)
出社前、始業前、タイミングは任意ですが、業務がスタートしてからではダメです。
必ず業務がスタートする前に、今日1日の流れ(スケジュール)を確認しましょう。
また、準備が必要なものなどがあれば、事前に準備しておくことで、不測の事態にも対処できるようになります。これは、絶対やりましょう。
今日の振り返りをする
1日の業務が終了した時点で、今日やった仕事を簡単に振り返りましょう。
できたこと、できなかったこと、発生した問題点など、いろいろとあると思います。
良かったことは継続し、悪かったことは改善しましょう。その積み重ねがあなたのビジネススキルを向上させてくれるのです。
明日の予定を確認する
振り返りが終わったら、明日の予定も確認しましょう。事前に準備が必要なものや、下調べが必要なものは、すぐに済ませてしまいましょう。そうすることで、明日の自分がとても楽になります。また流れのイメージを持つだけで、1つ1つの仕事のクオリティが上がります。
きっと余裕が生まれるからでしょう。
余裕のない時の仕事は、総じて抜けや漏れがあり、雑になりがちです。
日記をつける
上記の振り返りに関連します。
日記とは言わずとも、記録を付けることはとても有効です。
先々で見返したときに、自分の成長を実感できることからモチベーションが跳ねます。
また、過去の失敗を定期的に振り返ることで、新たな気づきが生まれることもあります。
ブログにまとめるもよし、スプレッドシートで管理するもよし、会社の日報を利用するもよしです。